補正予算が成立しました。
過去最大と喧伝されていますが、実は中身を見ると超緊縮。まだまだ財務省の影響力は大きく、日本経済のV字回復は困難な状況にあります。
たとえば、持続化給付金のあとの給付金制度である事業復活支援金は、法人で最大200万円だったものが250万円に拡大され、売上高の減少も50%以上減少から30%以上減少に、対象が拡大されているものの、最大250万円の支援が受けられるのは売り上げ規模250億円以上の企業のみに限られています。
事業規模・業種を問わず、すべての企業を救うという思いは感じられません。
個人事業主に対しては、最大100万円受けられたものが50万円に減額されています。
V字回復のためには、必要なところに十分な支援を行うことがなによりも必要です。
このような給付を行うと、かならず「ゾンビ企業を救うのか」という批判が出てきますが、ゾンビ企業が発生するのは景気が悪いからです。
景気がよければ、ゾンビ企業は自然と退場せざるを得なくなり、儲かる企業だけが残るようになります。デフレで景気が悪い状態が長く続いているので、ゾンビ企業が発生してしまうのです。
ゾンビ企業が発生する最大の要因は、デフレから脱却させることができない政治の力がないからです。
ここをはき違えてはなりません。
ゾンビ企業を誕生させないためにも、大胆な支援と経済回復のための大規模予算が必要なのです。
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"ゾンビ企業"を産んでいる人達の的確な判断力の無さが、こうした形で現れます。
・〈独自〉北京五輪への政府関係者派遣見送り きょう表明(産経新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e9d5e4f736695bd7862ae4134b5d63bc32754fc
そうこうしているうちに"オミクロン株"の拡大。
・オミクロン株の市中感染、急速拡大に警戒 大阪、京都で計5人に(毎日新聞)