憲法改正の議論が活発になりそうです。
自民党の憲法改正推進本部が組織替えとなり、憲法改正実現本部となりました。
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昨日は、岸田総理が自ら出席し、挨拶をしたようで、現職の総理が自民党本部の憲法改正の会議に出席するのは極めて異例とのこと。
いわゆる改憲勢力が国会でも多数を占め、憲法改正の議論が進められそうです。
しかし、相当慎重に憲法改正の議論は進めなくてはなりません。
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自民党の党是である憲法改正とは、憲法改正ではなく、自主憲法の制定なのです。
そして、自民党の立党の精神は、立党時の「党の使命」によく書いてあります。
そこにはこのようなことが書かれています。
『国内の現状を見るに、祖国愛と自主独立の精神は失われ、政治は昏迷を続け、経済は自立になお遠く、民生は不安の域を脱せず、独立体制は未だ十分整わず、加えて独裁を目ざす階級闘争は益々熾烈となりつつある。
思うに、ここに至った一半の原因は、敗戦の初期の占領政策の過誤にある。占領下強調された民主主義、自由主義は新しい日本の指導理念として尊重し擁護すべきであるが、初期の占領政策の方向が、主としてわが国の弱体化に置かれていたため、憲法を始め教育制度その他の諸制度の改革に当り、不当に国家観念と愛国心を抑圧し、また国権を過度に分裂弱化させたものが少なくない。』
そして、党の政綱の六.にはこのように書かれています。
『六、 独立体制の整備
平和主義、民主主義及び基本的人権尊重の原則を堅持しつつ、現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し、国情に即してこれが改廃を行う。
世界の平和と国家の独立及び国民の自由を保護するため、集団安全保障体制の下、国力と国情に相応した自衛軍備を整え、駐留外国軍隊の撤退に備える。』
つまり、外国軍隊の撤退を完了し、すなわちポツダム宣言の完全履行を果たすことが目的です。
ポツダム宣言では、連合国は日本を占領するが、日本に民主的な政権が誕生したら占領軍は撤退する、と明記されています。しかし、日本にはいまだに占領軍がそのまま居続けているのです。
この矛盾を取り除くための憲法改正でなくてはならず、現行憲法に占領軍も存在したまま自衛隊を明記するだけのような改正をしてはならないのです。
憲法改正の経緯や米国の当初の占領目的も理解したうえで、憲法改正議論を進めないと、占領政策がそのまま固定化されることとなり、日本の真の独立は永遠に実現できないことになりかねません。
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虚無主義に陥った「大衆」と呼ばれる人達よ。
薩摩の配下に置かれ、清(中国)と薩摩の板挟みにされた琉球王国の歴史を学ばれるといいでしょう。今の日本と変わらないのでは?
琉球王国は対外的には独立国として国家運営を行なっていたが、実質は薩摩藩が王権をコントロールし、密貿易の隠れ蓑にしていた。
つまり、今の日本は琉球王国のように、対外的には独立国として国家運営を行なっているが、アメリカが実質的に占領し、日本の国家統治をコントロールしているわけです。
そして薩摩の属国と化した琉球王国の末路はいかがなものでしたでしょうか?
明治維新により廃藩置県で沖縄県として編入され、名実ともに琉球王国は消滅しました。
つまり、属国状態を受け入れ続けた末路が国家消滅に導くわけです。
日本史を学ぶなら、身体感覚で学べよ!
単に歴史的事実や歴史的事例を追っかけるだけでは何の意味もない。
そう言いたいですね。