昨日は、45歳定年制について書きました。その中で、能力主義の弊害についても書きましたが、今回は完全年功序列の会社について書きたいと思います。
完全年功序列、家族主義を標榜する会社は、下記に取り上げられています。
完全年功序列、日本一綺麗を謳う青果仲卸に求職者が殺到。伝えるのは「やらないこと」
この記事にもありましたが、一時は能力主義を導入したこともあったそうですが、会社の業績アップにはつながらず、現在の形にしたら10年間増収増益だそうです。
あなたは、完全能力主義の職場と、完全年功序列で家族主義の職場、どちらの職場で働きたいですか?
これは、どちらが正解ではなく、会社の経営理念や社風の違いです。
短期で大きな利益を得たいと考える若者は、能力主義の会社を選ぶかもしれません。
家族をもって、長く一つの職場に勤めたいと考える人は、完全年功序列で家族主義の職場を選ぶかもしれません。
しかし、いまの日本の改革派のように「年功序列だからだめなんだ。能力主義こそ採用されるべきだ。」としか考えないのも、企業の活力を奪うことに繋がってしまうのではないでしょうか。
それぞれの職場に最適の人事ができるように考えてもらいたいと思います。
ただ、私は『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり(武田信玄)』という言葉は大事だと思います。人を育てる企業こそが永く続く企業になるのではないでしょうか。
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いつも有難うございます。
瀬戸内海の共栄網という漁業者の話です。
代表者も新人も手取り収入は同額ということです。(動画、17分ころ)
https://www.youtube.com/watch?v=EzeGNSxwexI
農業も漁業も活動が停止したら餓死者の山ができます。
ありがとうございます。
代表者も新人も手取りは同じ、とは少しやりすぎな感じもしますが、人手不足の漁業で若手を採用するには、そのぐらいやらないとダメなのかもしれませんね。
農業も漁業も活動停止したら、おっしゃる通り食糧難の時代になってしまいます。
まさに日本人の生命を支える大事な産業です。