少子化の本質は貧困問題

「少子化は国難」といい、多くの少子化対策をしていますが、日本の少子化は一向に留まる気配を見せません。

実は、少子化は当面は止まりません。なぜなら、出産適齢期の女性の数が減っているので、当面は人口減少は止まらないのです。

しかし、いまの少子化の根本原因は、じつは貧困問題です。

50歳男性の未婚率(一度も結婚したことがない人の割合)は25%に達しようとしています。

そして、所得の高い人ほど婚姻している比率が高い。完全に所得と結婚には相関関係があります。

また、以前の30代の所得の方が現在の30代の所得よりも多い。

確実に若い世代は以前の世代に比べて、名目所得も貧困化しているのです。

少子化の根本原因は貧困問題である。

このことを強く認識し、それに応じた対策を講じなければ、日本の少子化は止まりません。

その動画をアップしましたので、ぜひご覧ください。

あんどう 裕(ひろし)

慶應義塾大学経済学部卒、大手鉄道会社入社。平成9年税理士試験合格。平成10年独立し安藤裕税理士事務所を開設。平成24年12月衆議院議員総選挙により初当選。以後3期連続当選。議員連盟「 #日本の未来を考える勉強会 」前会長。税理士。

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  • 東京工業大学の中島岳志さんの記事を読んでおりました。

    「利他」の問題についても、国会議員は国家レベルで考えていくべきではないでしょうか。

    押し付けがましい「善意」は"偽善"と同じで、詐欺的で自らの利益だけを考える人だと多くの人は認識します。

    ○中島岳志「利他的であること」(みんなのミシママガジン)

    『しかし、一方で、「利他」には独特の「うさんくささ」がつきまとうことも事実です。利他的行動に積極的な人に対して、「意識高い系」という言葉が揶揄を込めて使われたり、「偽善者」というレッテルが貼られたりすることがあります。結局のところ、利他的な振る舞いをすることで「善い人」というセルフイメージを獲得しようとする利己的行為なのではないかという疑念が、そこには沸き起こってしまうのです。
     しかも利他行為の「押しつけがましさ」は、時に暴力的な側面を露わにします。誰かから贈与を受けたとき、私たちは「うれしい」という思いと共に、「お返しをしなければならない」という「負債感」を抱きます。うれしいんだけども、プレッシャーがかかるというのが、贈与の特徴です。もし、返礼をする余裕がない場合、二人の間には、次第に「あげる人」「もらう人」という上下関係が構築されていきます。「私はあの人を援助している」/「あの人からは一方的にもらってばかりだ」という双方の思いが蓄積していくと、ここに支配-被支配の関係が自ずとできあがっていきます。これが利他的な贈与の怖いところです。』

    こうした事は、たとえ正しい政治的行動であったとしても、よくよくお考え頂いた方が宜しいかと思いますよ。

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