北朝鮮が、また飛翔体を発射したというニュースが飛び込んできました。
もうすでに常態化していて、あまり驚かなくなってきていますが、事態は深刻です。
これが日本を標的にしたものであったなら、おそらく相当な被害が発生していたでしょう。
さらに、本格的に攻撃を仕掛けるなら、目標地点は複数を標的にするでしょうから、迎撃は事実上不可能です。
日米安保があり、報復攻撃を受ける可能性がある、と認識しているので、いまのところは実際に日本までミサイルが飛んでくることはありませんが、台湾有事も現実味を帯びる中で、いつ本格的な武力行使を受けるかどうか、予断ならない状況です。
日米安保に頼らず、自前の自衛軍備を備えることが国民の安心安全のためにどれほど重要なことなのか。
これだけ有事が近付き、北朝鮮も警告しているにもかかわらず、相変わらず防衛予算を拡大すると「歯止めなき膨張を許さない」などと反対の記事を載せるメディアは、いったいどこの国のメディアなのかと疑ってしまいます。
歯止めなき膨張を許さない、ではなく、確実な防衛体制が準備できないことは許さない、とするべきでしょう。国民の安心安全を守るのが政府であり、武力攻撃を受けることを想定して最大限の防衛をするのが本来の政府の役割です。
戦争するのが目的ではありません。戦争しないことが目的なのです。戦争で被害を被らないため、外交交渉も防衛力強化も同盟関係強化も含め、あらゆる施策を講ずることが政府には求められています。
ハイブリッド戦争に対峙する為にも、伝統を重んじながらも観の眼と的確な判断力で事にあたることができる「次世代型の武士」が今の日本に必要です!いないわけではありませんが・・・。