公務員に対するカスタマーハラスメント

公務員に対するカスタマーハラスメントが問題になっています。

「ネットにさらす…」公務員へのカスハラ、識者が読み解く背景と対策

どこの商売でも、不当なクレームを言ってくるお客さんはいるでしょう。

しかし、公務員と民間企業の違いは、民間企業であれば、顧客に出入り禁止措置ができるけれども、公務員にはそれができない、という大きな違いがあります。

公務員は、絶対に住民に対してサービスを貫徹しなくてはならないため、不当な要求を受けたとしても、うまく対応して納得してもらわなくてはならない、ということから、民間企業以上にクレーム対策は難しいものがあります。

もちろん、公務員がきちんと対応してくれなかったことに対するクレームは言うべきですが、相手も人間ですから、お互いに敬意をもって対応していきたいものです。

この記事では、貧困や職に困っている人が半ば八つ当たり気味に窓口で対応した職員に対して暴言を吐いている様子が取材されていますが、このような職の不安や貧困のない社会であれば、不当なクレームを言う人も減るでしょう。衣食足りて礼節を知る、という言葉もあるように、やはり金銭的な余裕は必要です。

そして、公務員に対する不当なクレームは(不当な公務員バッシングも含みます。)結果として優秀な人が公務員になる意欲を削ぐために、優秀な人ほど公務員を避け、安定のみを求める人が公務員になることになっていきます。そして住民サービスは低下し、住民が不利益を被ることになります。

こういうことのないような社会にするのも、政治と国民の責務であろうと思います。

6件のコメント

残念です。
公務員は目に見えない場所で庶民のために働いているのに。
万が一のために警察や消防、救急があり、自衛隊もそうですし。
市役所や町役場、村役場行けば、無料法律相談や行政相談はされています。
コロナでの一律給付金、ワクチン接種を段取りしたのは公務員です。(非正規雇用が多い大阪は給付金が大幅に遅れました。)
公務員に八つ当たりは論外です!

蛇足ですが、人事院勧告の公務員給与引き下げはひとでなしだと思います。
コロナ対応で明らかに仕事量が増えたのですから、大幅に引き上げるべきです。
人事院は財務省のイヌとも思ってしまいます。

ありがとうございます。
公務員の賃金引下げもまずいですね。
でも、人事院は民間給与との比較しているので、人事院勧告は景気後退期にはマイナス勧告になってしまうのは仕方ないことです。これで人事院は責められません。
責められるべきは、これをそのまま通して実際に下げてしまう政治家です。

だから、知らない方や認識したくない政治家から国民にお伝えします。

まずは「粗利補償」について理解しましょう。

○ 今すぐ「真水で100兆円」/「粗利補償」「消費税ゼロ」/「日本の未来を考える勉強会」会長 衆議院議員 安藤裕氏(facta)
https://facta.co.jp/article/202005044.html

結局、不当なクレームやバッシングを行う心理は、自分に自信がないからでは(苦笑い)。
もっと言えば、我が国の現状と国際情勢を正しく認識していない証拠。

さらに言えば、自分に自信がない=独立不羈の精神と気力を持ち合わせていない=そうした他力本願的な寄り掛かり思考に染まった政治家・国民の国家的自立心の無さとして現れているとしか言いようがありません。

はい!
少なくても、有志の人達は独立不羈の精神を持っております!
この堕落した我が国を立て直そうと奮闘している在野の有志は多数おります!

虚無主義に陥っている人達は、そうした有志の人達に見習って頂きたいものです!

もう一つ。
困っている人達だけでなく、富裕層や比較的余裕のある人達が、中間層や貧困層に狙いを定め、クレームと称する”心理的打撃”を与えている場面も多く目にします。

つまり、富裕層や比較的余裕のある人達の中にデフレ不況を認識している人、あるいはデフレ不況を認識していない人を問わず、自分達の所得を是が非でも守るべく、中間層や貧困層が台頭して来ないよう、無意識のうちにクレームという”心理的打撃”を加え、精神的なダメージを与えているようにも思えるのです。

ある意味、これは富裕層や比較的余裕のある人達による中間層や貧困層へのメッセージとして受け取れます。それは、

「我々は君たちのような中間層や貧困層とは違うのだ。我々は君たちと同列ではない。我々は選ばれし者なのだ。我々の”スペース”に立ち寄るな!」

そう言っているに等しい。
「階級社会」や「国家分断」を望んでいるとしか思えない。

公務員へのカスハラの根源は日本維新の党です。「身を切る改革」、「既得権打破」と言いながら、自分たちは既得権にのうのうとする橋下徹・松井一郎・吉村洋文を見ていると、腹立たしい思いですね。それで、文通費で立憲民主党などを批判するとはお笑い種、政党助成金も平気でもらって、自分たちの懐に平気で入れている。呆れた政党ですね。こんな政党は日本から早くなくすべきです。

そうですね。公務員を「既得権益者だ」といって攻撃するのは、体のいいいじめです。
政治家がいじめを率先してやっていて、それをマスコミも称賛するのですから、子供たちもいじめをやめないのは当然です。

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あんどう 裕(ひろし)前・衆議院議員
慶應義塾大学経済学部卒、大手鉄道会社入社。平成9年税理士試験合格。平成10年独立し安藤裕税理士事務所を開設。平成24年12月衆議院議員総選挙により初当選。以後3期連続当選。議員連盟「 #日本の未来を考える勉強会 」前会長。税理士。