岸田総理の施政方針演説が行われました。
中間層の再生や、新しい資本主義という文言はいいのですが、具体的にどうするのか、あまり見えてきません。
令和の所得倍増はどこへ
本来であれば、令和の所得倍増という総裁選挙のときの公約を先頭に掲げるべきで、そうなればおのずとデフレ脱却も可能となるでしょう。
しかし、令和の所得倍増という文言は消えています。コロナからの回復という言葉に押されたのか、デフレ脱却という言葉もありませんでした。もはやデフレではない、という認識なのでしょうか。
派遣会社による「中抜き」を阻止すべき
福祉関係の賃上げや公共事業単価のアップに取り組む姿勢は評価できますが、もっと大胆にやってもらいたい。非正規公務員の正規化も賃上げには直接効果があります。人材派遣業を規制強化し、公務員を正規化すれば、良く批判される人材派遣会社による「中抜き」は阻止することができ、雇用者の手取りが確実に増えることになります。
このように、直接国民の所得を上げる政策を第一に考えるべきです。以前よりは、世論の「財政赤字は悪」という決めつけは弱まってきましたが、まだまだ緊縮財政志向は変わっていません。特にマスコミや経済学者は、以前に言っていたことが間違いだったことを認められないのか、頑なに緊縮財政を説き、ありもしない財政破綻をあおっています。
令和の政策大転換が実現できるか
岸田内閣が、緊縮財政を大転換させる姿勢を明確にするには、もう少し時間が必要なのかもしれません。世論で後押しして、「財政赤字は国民の黒字」「財政赤字拡大は国民の所得の拡大」という当たり前のことを政府が実現できるようにしていきましょう。
岸田総理に限りませんが、特定の何かに縋って安心していても、それは解決策から遠のき、返って幻想を生みます。それが”ファンタジー・ランド”の世の中を導いてしまうのです。
岸田総理に言いたい。
怖がらず躊躇わず、肩の力を抜いて国家の現状、国民の実情を知るべきです。
そのとおりですね。
安藤先生
ブログ更新有り難うございます。臨時国会スタートしましたが特に経済のことで慌てた様子はみられなかったように思います。今、オミクロン株のことを言っておけば支持率キープできるという魂胆が見え見え…相変わらずの『緊縮財政』路線にはがっかりです。公約違反では?困窮者をスピーディーに助けると言ったあの言葉、安藤先生がご指摘の『令和の所得倍増』は何処へなど…移民受け入れ(新自由主義からの脱却)などなどとても酷い内容になっています。財務省からの囲い込みもありますます緊縮財政へ…トランプ、バイデン政権(世界各国)は財政出動したのに日本はショボい補正予算です。これではGDPギャップは埋まらすデフレ脱却できません。あとは高市政府調会長(西田昌司本部長)に期待するしかないのでしょうか?本当は国民が怒らないといけないのですが…相変わらずの平和ボケです。現在スタグフレーションにある日本(世界も)、減税(減免)という言葉も聞こえてきません。不満ばかり申し訳ありませんが安藤先生の国政復帰も期待しております。
ありがとうございます。まったくおっしゃる通りですね。なんとか市井の声を大きくしていきましょう。